受験英語やTOEICについて

当サイトは、受験やTOEIC対策向けに作られていません。しかし実際に役立つ単語力を効率よく身につけられるので、間接的には役立つでしょう。

ちなみに世間での評判が芳しくない受験英語ですが、コーパスが一般化する前から存在していたにもかかわらず、重要な単語をうまくカバーしているので、英単語の使用頻度順といった観点からすると、素晴らしくよくできていると思います。大学受験レベルの英単語については、最難関校クラスであっても、(使える英語という視点からすると)基礎のところに位置するので、絶対に覚えて損はありません。

TOEICもまた様々な批判に晒されることが多いですが、試験自体についてはよく出来ていると思います。というかTOEICにはまったく罪はなくて、TOEIC至上主義や試験テクニック先行型の参考書などに問題があると考えます。なぜならそういったものは、「実際に使える英語をモノにできているか?」という本質とは無関係だからです。

ただTOEICの場合、若干「専門用語」が多い印象があります。「日常の会話で使うかなあ……?」といった単語の比重が高めなので。例えば、「上院議員」や「陪審」を交えた会話って、なかなかイメージできません(新聞の政治面や社会面を熟読する人が相手なら別ですが)。しかし力試しにTOEICを活用するのは、全然アリだと思います。